先物取引

先物取引とは<将来一定条件で受け渡しを約束する取引>です。
先物取引(さきものとりひき)とは、将来の一定の期日に、今の時点で取り決めた価格で特定の商品を取引する契約のことです。
しかし、商品先物取引というと、ハイリスク・ハイリターンのイメージを持っている人がまだまだ少なくありません。そのせいか、商品先物取引は一部のプロの投資家のものと思っている人も多いと思います。
例えば資産運用が目的の場合、受け渡し期日以前に価格が上昇すると予測した時は買い契約をし、価格が上がった時点で売って(転売)その差益を手に入れることができます。
取引所で行われる取引のことを取引所取引といいます。取引所取引の特徴は、商品が定型化されていて、期限日まで、いつでも反対売買を行えることにあります。この期限日のことを「限月(げんげつ)」といいます。また、買う予約をすることを「買建て」、売る予約をすることを「売建て」といいます。
商品先物取引が大衆化したのは、[1]低金利時代の到来と金融自由化の加速、[2]インターネットの普及によるオンライントレードの加速などによる投資環境の変化が背景にあります。
例えば、株式市場に参加する場合、投資資金は現金で総代金が必要となりますが、先物取引は現金・有価証券で総代金の5-15%の資金で取引を行えます。
先物取引は、当初の予約(買い予約、あるいは、売り予約)に対して、予約の期限(限月)までに、反対取引(売り、あるいは、買い)を行い、その損益をやり取りする取引です。
このように商品先物取引では、一般に商品の受け渡しは行わず、売買による差額の受け渡しのみを行います。売買には現物が伴わないため、売り注文から取引を開始することもできます。
価格変動の予測が外れると当然損失が生じますから、取引に際しては十分な市場分析と理解が必要となります。
先渡取引では、通常、予約日に金融商品の受渡しを行いますが、先物取引では、商品を受け渡す代わりに反対取引をして、生じる損益だけを受け渡します。これを差金決済と呼んでいます。
商品先物取引は株式取引と異なり、商品銘柄や取引単位が商品先物取引所ごとに決まっています。金なら1kg、銀なら60kgです。そしてそれぞれの取引単位は「枚」と呼ばれています。ですから、例えば金3枚なら3kgの取引をすることになります。
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